報恩講(ほうおんこう)

 

勝光寺の報恩講(ほうおんこう)は

 
毎年10月28日のお逮夜(おたいや・午後)から
 
31日のお日中(にっちゅう・午前)まで
 
勤まります
 
例年勝光寺ではご門徒さんが
 
事前にお寺を掃除したり
 
仏具を磨いたりして準備をするのですが、
 
小松の方ではお寺は住職のものというイメージよりも
 
「うららのお寺(私たちのお寺)」という思いが
 
いい意味で残っているのではないかと思います
 
そもそも報恩講とは親鸞聖人の
 
ご命日を縁とした仏事で
 
「信心の溝をさらえて」という言葉があるように
 
今までの生き方を問い直す場です。
 
しかもその報恩講は、真宗のあらゆる仏事の中で
 
最も重いものとされています
 
普通は親鸞の仏事よりも先祖の仏事の方が
 
大事に思ってしまいますが、そうではありません
 

というのも私たちは先祖から頂いた「いのち」も

 
場合によっては捨ててしまうことがあるからです
 
先輩方はたとえ寝たきりになっても、絶望しても
 
「ここに道あり」と親鸞に教えられてきたからこそ
 
報恩講を大事な仏事として
 
位置づけてこられたのだと思います
前の報恩講
ライン
管理人は“当寺・住職”です

2002-,copyright(c), created by shoukouji