粟生楽泉園

一昨年から大聖寺・小松教区(石川県)で
ハンセン病の学習会を始めました

 

その流れの中で5/3・4と草津温泉にある
粟生楽泉園に訪問することになりました

 

真宗の崇信会の皆さんのご厚意により
実現できたことを、まず御礼申し上げます

 
小松の佐々木さんの調声のもと
合同でお勤めをしました
 
自己紹介を兼ねて、日ごろの感じていることを
話し合いました
 
そして園内のフィールドワークをしました
この写真は納骨堂です
 


療養所に納骨堂があるということは
お骨になっても帰れない状況が長くあったことを
知 らなければなりません

 
納骨堂のお参りのあと
 

重監房の跡地の見学をしました
重監房は1937年に建てられ、懲罰を目的とした収容施設として 使われました

 


この地は冬になると、マイナス十数℃になり
暖房もありませんでした。
入れられると、6割の方が収容中に死亡。もしくはその後しばらくして亡くなったそうです

 
「草津送りにする」この一言で全国の回復者の皆さんは震え上がったそうです。
 
園内の見学を済ませた後
5時からの懇親会に備えます
 

私たちの団体は園内に宿泊し、懇親会をさせていただいたのですが、なんと崇信会の役員14人出席していただきました。いつも出入りをされる朝比奈氏も初めてお会いする人がいたとのことでした。
(今回は特別であり、いつもこのようにしてくれるということではありません。念のため)

 

最初自己紹介、そしてそれぞれ歌を唄ったり、日ごろ精進をしているものを披露し合いました

 
最初はぎこちなかったですが、だんだんお互い距離が短くなり、それぞれ話に花が咲いたようです
 

本名を名乗ったり、自分を語るということは、ある程度関係ができていないと話してくれません。

 
3時間ほどの時間で、普段では話できないことをお互い語り合うことができたいのは、
 

双方が「人として生きたい」という思いを持っていたこととと、崇信会の人たちに信頼してもらえるまでの他の人の歩みが会ったからだと思いました

 
終わった後も、充実した時間に酔いしれました
 
出遇いが人を深め世界を広げてくれることを
実感した訪問でした。ありがとうございました。
 
多摩全生園ではなまつり Go
ライン
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